2022年10月8日 19:30
花村想太、日本人2人目の快挙に挑む!「すべてがオール5じゃないと表現できない」
だから、権利元のオーディションを受けないかとお話をいただいたときは、もう二つ返事です。でも実際に歌ってみると想像を絶するほどの難しさで、自分がこれまで歌ってきた曲の中でも類をみないぐらい難易度が高くて…。このオーディションのために、3か月以上先生についてボイストレーニングをして、毎日発声の練習もして臨んだんですが、正直、オーディションは自己採点で70点を超えていないレベル。それでも、公演が1年以上先ということで、伸びしろを考慮されての合格でした。嬉しかったですけれど、同時に、この役をまっとうできるかという不安はめちゃくちゃありました。アッキーさんのフランキーには、同じ歌手だからこそわかるすごさっていうのがあって、単に上手いだけではなく、自分の声の出し方をすごく研究されて、細部までこだわって隙のない歌を歌っていらっしゃる。僕の場合、花村想太としての音楽は追求してきたけれど、フランキーの発声方法を自分に落とし込むのは難しく、この役を研究すればするほどアッキーさんへの尊敬の念が強くなる、今はそんな状況です。――花村さんほどの方が難しいと思われるのは、どんな点ですか。
世の中にはいろんな発声方法があって、地声、裏声、ミックスボイス、ヘッドボイス…いろんなポジションや息の混ぜ方で変わってくるんです。