くらし情報『僅か6日間だけ見られる逸品も! 1200年以上も継承される「日本文化の象徴」が集う展覧会』

2022年10月16日 09:00

僅か6日間だけ見られる逸品も! 1200年以上も継承される「日本文化の象徴」が集う展覧会

今回展示されている《源氏物語絵巻》は現存最古の物語絵巻で、所蔵館以外で展示されるのは極めて珍しいそうです。前期の展示期間はすでに終了し、後期は10月25日から30日までの限定展示となっています。

必見! 国宝の蒔絵たち

僅か6日間だけ見られる逸品も! 1200年以上も継承される「日本文化の象徴」が集う展覧会


国宝《片輪車蒔絵螺鈿手箱》平安時代(12世紀)東京国立博物館所蔵展示期間10月1日~10月23日

ここからは、本展メインの蒔絵作品をご紹介。

まずは、国宝《片輪車蒔絵螺鈿手箱》(かたわぐるままきえらでんてばこ)。東京国立博物館が所蔵する名品です。

牛車(ぎっしゃ)の車輪が描かれている手箱で、波の部分には「研出(とぎだし)蒔絵」という技法が使われています。この技法は、漆で模様を描いて金粉を蒔きつけたあと、さらに全面を漆で塗りこめてから木炭で研ぎ、模様をもう一度出すという手順。正倉院宝物にも使われた最初期の技法です。


ちなみに、手箱というのは、本来化粧道具などを入れておくための箱を指しますが、本作品は仏教の経典を収めるための箱と考えられています。

僅か6日間だけ見られる逸品も! 1200年以上も継承される「日本文化の象徴」が集う展覧会


国宝《澤千鳥螺鈿蒔絵小唐櫃》平安時代(12世紀)和歌山・金剛峯寺所蔵

また、高野山に伝わる名宝で国宝の《澤千鳥螺鈿蒔絵小唐櫃》(さわちどりらでんまきえこからびつ)

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