2022年10月26日 19:00
豪華すぎ…! 世界遺産で「日本初公開ピカソ」を堪能できる必見の展覧会
ピカソのほか、クレー、マティス、ジャコメッティの作品を多く収集。本展でも、彼らの作品が多数展示されています。
『ピカソとその時代ベルリン国立ベルクグリューン美術館展』展示風景
ピカソやマティスらは、伝統的な表現形式を壊してから作品を創造する革新的なアーティストでした。そのため、古典的な美術様式を好むヒトラーから嫌われ、ナチス政権時代、彼らの作品は「退廃芸術」として迫害されていました。
特に、占領下のパリにいたピカソは要注意人物としてゲシュタポ(ナチスドイツの秘密国家警察)から監視を受け、当時は作品発表も禁じられていました。そんな芸術家たちの作品が、過酷な時代を乗り越えたユダヤ人の名コレクターによって集められ、今ではドイツを代表する20世紀美術コレクションのひとつになっています。
ベルクグリューンや芸術家たちの軌跡に思いをはせながら作品を見ると、また違う味わいを感じられるかもしれません。
本展は、2023年1月22日まで開催。
その後、大阪に巡回します。
Information
会期:~2023年1月22日(日)
休館日:月曜日、12月30日(金)~2023年1月1日(日)