くらし情報『津田健次郎の声にゾクゾク…! 臨場感やばすぎの「AR音声ガイド」でアートを楽しめる展覧会』

2022年12月25日 09:00

津田健次郎の声にゾクゾク…! 臨場感やばすぎの「AR音声ガイド」でアートを楽しめる展覧会

なお、この音声ガイドはスマホなどのアプリに一度ダウンロードすれば、配信期間中に何度でも聴くことができます。

作品もミステリアス!

津田健次郎の声にゾクゾク…! 臨場感やばすぎの「AR音声ガイド」でアートを楽しめる展覧会


『ヴァロットン―黒と白』展示風景

もちろん、作品そのものもミステリアスです。

画面の半分以上が黒で覆われた斬新な構図や、あやしい雰囲気が漂う男女の絵など、見れば見るほどヴァロットンのつくりだす不思議な世界に惹きこまれていきます。

特に、連作〈アンティミテ〉は必見。本作品は、1898年に限定30部で刊行されたもので、男と女の親密さや不穏な空気感などが黒と白の世界で表現されています。


津田健次郎の声にゾクゾク…! 臨場感やばすぎの「AR音声ガイド」でアートを楽しめる展覧会


フェリックス・ヴァロットン《お金(アンティミテV)》1898年

絵は大胆に単純化され、さらにヴァロットンは暗示的なものを画面に潜ませているので、見ていると想像力を掻き立てられます。

小説家・江國香織さんは、公式図録のエッセイに、「ヴァロットンの絵はとても小説的だ」と書かれています。実際、ヴァロットンは、35歳と42歳のときに小説も執筆していたそうで、江國さんは、この画家のことを「日常生活のなかに不可避的に物語を見てしまう人」と記述。特に〈アンティミテ〉の連作については、「小説的の極致だと思う」

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