2022年12月28日 22:00
教師殺害を告白した元同級生と京都へ逃避行…19歳の心の揺れを濃密に描く物語
やがて光と琴葉は“嘘”と向き合い、中山の死の真相も明らかに――。
「実は最初イヤミス的な展開を考えていたんです。でも書くうちに、今回はそういう話じゃないな、と気づいて。そこからずいぶん改稿して、また違う読み心地になりました」
若い世代の心の揺れを濃密に描くこの物語が、どこに向かうのか。エピローグには胸が熱くなります。
『噓つきなふたり』実家を出た後も母親に支配されている19歳の光。偶然再会した元同級生の琴葉に教師殺害を告白され、ふたりは京都へ逃避行する…。KADOKAWA1650円
たけだ・あやの2013年に『今日、きみと息をする。
』を刊行してデビュー。「響け! ユーフォニアム」シリーズがアニメ化され話題に。’21年『愛されなくても別に』で吉川英治文学新人賞受賞。
※『anan』2022年12月28日‐2023年1月4日合併号より。写真・土佐麻理子(武田さん)中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世
(by anan編集部)
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