くらし情報『教師殺害を告白した元同級生と京都へ逃避行…19歳の心の揺れを濃密に描く物語』

2022年12月28日 22:00

教師殺害を告白した元同級生と京都へ逃避行…19歳の心の揺れを濃密に描く物語

小学校時代の担任教師・中山が溺死した知らせを受けて動揺する光は、偶然再会した元同級生・琴葉に「私が先生を殺した」と告げられる。一緒に逃げてほしいと請われ、光は急遽、琴葉と一緒に京都へ。それは19歳となった彼女たちにとって修学旅行のやり直しの旅でもあった…。武田綾乃さんの新作『噓つきなふたり』は、謎の不穏さと旅の楽しさが入り交じる長編小説。

修学旅行をやり直す19歳のふたり。それぞれが抱える、嘘と真実とは。
教師殺害を告白した元同級生と京都へ逃避行…19歳の心の揺れを濃密に描く物語


京都は武田さんの出身地でもあるわけだが、

「それまで数か月に一度は実家に帰っていたのに、コロナ禍で戻れなくなって寂しくて寂しくて。それで、京都が舞台の小説を書こうと思ったのがはじまりでした」

その後、都道府県間の移動が可能になってから、地元の友人とふたりで京都巡りをした。


「京都に住んでいた頃は、かえって名所巡りをしなかったんです。それで、ネットで京都修学旅行ルートを検索して、あえてベタな観光地巡りを計画し、小説に反映させました」

京都タワー、二条城、伏見稲荷、嵯峨嵐山――光と琴葉の旅程に、自分の修学旅行を思い出す人も多いのでは?一方で、琴葉が本当に中山を殺したのかも気になるところ。

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