ananマンガ大賞『山田くんとLv999の恋をする』 ネトゲから始まる、ちょっぴり不器用な恋物語
とお知らせが…。本当に嬉しかったんですが、10年マンガから離れていたので人物の輪郭すら描けなくなっていて、恥ずかしながら絵の練習から始めました(笑)。
――10年ぶりに描くマンガを、ラブストーリーにしようと思ったのは、理由はありますか?
ましろ:私はずっと自分を少女マンガ家だと思っているので、恋愛を描くこと=マンガを描く意義だと思っていて…。恋愛を描きたい理由って、正直自分でもよくわからないんですが、そのテーマが、一番モチベーションが上がるんです。
――年下のクール系男子との恋物語という設定はどこから?
ましろ:少女マンガにおいて、主人公の女子が好きになる男の子に、憧れのお姉さん的女子がいるって、結構よくある設定ですよね。で、そのお姉さんがその男子のお兄さんとかと付き合っちゃったりするっていう。でもその逆を張って、憧れのお姉さんと年下男子が上手くいくルートがあってもいいのでは…?と思ったのが最初です。そしてだいたい少女マンガのヒーローって女子より精神年齢が10個くらい高い感じで描かれるので、山田は“年下だけど精神年齢が高い”という設定に。
一方の茜は、トラウマも悩みも特にない、ごくごく普通の女の子にしようと。