ananマンガ大賞『山田くんとLv999の恋をする』 ネトゲから始まる、ちょっぴり不器用な恋物語
――茜ちゃんはコミュ力の高い、明るい女子ですね。
ましろ:私自身とは全く性格が違うので、茜って正直今でもよくわからない(笑)。でもそのよくわからないところが気に入っているポイントでもあって。そんな茜と、人間関係を築くのが下手そうな山田の恋を、こっそり覗き見するように楽しんでくれたら…と思って描いています。
――初めての連載で単行本も6巻まで出ています。今の段階で一番嬉しいことはなんですか?
ましろ:こんなにたくさんの方が読んでくださる作品になったことが、信じられないし、本当に嬉しい。あと、少女マンガは男子キャラに恋してもらうために描くものだと思っているので、山田を好きになってもらえることが、私の本望かな(笑)。かつて学生時代には読んでいたけれど、今は恋愛マンガから離れている、そんな大人の女子たちにぜひ楽しんでもらいたい…、そう思いながら、頑張って描いている作品なので、“昔はマンガ好きだったな…”と思う人にこそ、読んでもらいたいです。
ましろさん的“大変だったシーン”
「1巻あたりは私がマンガ執筆に不慣れで、茜にいろんなことをやらせすぎました…」
実は1巻収録分の作品は、マンガ執筆が久しぶりすぎて、ヒロインの茜に無理をさせすぎたと反省しているそう。