お正月は七福神巡りのチャンス! 全国“七福神巡り”スポット10選
7つの寺社を巡って御朱印などを集め、福を招くという“七福神巡り”は、古くから日本人が親しんできたお正月行事。基礎知識や日本全国のおすすめ七福神巡りスポットをご紹介します。
おめでたい七福神巡りで新年に福を呼び込もう。
七福神を祀っている神社・仏閣を巡拝する“七福神巡り”。ご利益研究家の藤本宏人さんに、起源や歴史について教えてもらった。
「諸説ありますが、由来は室町時代に人気になった“七難即滅、七福即生”という経文。火難、水難など自分の力ではどうしようもできない7つの災難から守ってもらうには、同じ数の神様が必要だということで、七福神が生まれました。当時の七福神巡りは魔除けの意味が強く、“魔を除けておかないと福は続かない”と考えられていたようです。
庶民の間でブームになったのは、江戸時代中期。元々は和歌や俳句を詠むような上流階級の人々が春の情景を求めて行っていた遠足でしたが、それを見た庶民の間で“巡拝をすると上流階級の方々のようにお金持ちになれる”という噂が生まれ、江戸を中心に、各地で瞬く間にお参りとして開催されるように。お正月や春と秋のお彼岸に和歌や俳句のコンテストと一緒に行われ、大流行したといわれています」