くらし情報『滝藤賢一「僕がドラァグクイーンのメイクをしている様子を見て、小1の娘は目がハートに」』

滝藤賢一「僕がドラァグクイーンのメイクをしている様子を見て、小1の娘は目がハートに」

コロナ禍でスケジュールが1年延期になったことで、役作りや準備の時間がしっかり取れた。だから、いつもみたいにいきなりエンジン全開でスタートダッシュするのではなく、少しずつ作り上げることができたんです。オードリー・ヘプバーンとマリリン・モンローの映画を観て、女性らしさを研究したりもしました。

――コツはなんでしょう。

滝藤:女性よりも女性らしく、大げさな仕草を心がけたことかな。じゃないと女性には見えなかったですね。姿勢も意識していて、肩が落ちるようなシルエットや、お尻をクッと上げて、カモシカみたいに細くてきれいな脚を作ったり。現場では、休憩中でも一度もスイッチを切っていないし、撮影の数か月前から、女性の動きを意識して生活していました。
最初の頃は奥さんから、「パパ、そういう目で見るのやめて」とか「普段のパパじゃないからイヤ」なんて言われたけど、小学1年生だった娘は「パパ可愛い…」って、喜んでいましたね。娘が撮影を見に来た時、僕がクイーンのメイクをしている様子を見て、目がハートになっていて(笑)。そこからです。「私、ヘアメイクさんになる」って言い出したのは。

――可愛いです(笑)。完成作をご覧になっていかがでしたか?

滝藤:最初から最後まで、ずっと笑いっぱなしでした!基本的に自分が出た作品は“ど贔屓”の目で見てるから(笑)。

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