くらし情報『篠原ともえ「ものづくりに真摯に取り組み、内面も磨いていけたら」 デザイナーとしての顔』

篠原ともえ「ものづくりに真摯に取り組み、内面も磨いていけたら」 デザイナーとしての顔

そんなふうに、TPOに合わせて自分自身をデザインすることが好きなんだと思います」

人生のテーマは学ぶこと。学びは、自信にも繋がる。
デザイナーに転身後も、数々の大物アーティストの衣装を手がけたり、’22年には職人たちと共に発表したエゾ鹿革の着物で国際的な広告賞を受賞するなど、その活躍は目覚ましい。それでもなお、驕り高ぶることなく、真摯にものづくりと向き合い、好奇心を持って学び続ける姿勢こそが、篠原さんの品格の秘密。

「私の人生のテーマに“学ぶ”があるんです。それこそ、歌の仕事をしていた時はボイトレに通ってレベルを上げたり、お芝居の仕事をいただいた時は演技のレッスンを受けたり。洋服に関しては10代の頃から服飾系の短大に通って縫製のスキルを得ました。今は作るものが多岐にわたるので、デザインの基礎をもう一度培う意味でも、1年くらい前からカリグラフィーを習っています。
というのも、夫から“文字を突き詰めることをなおざりにしてはいけない。デザインの基礎は文字にある”と教えられて。それに加えて最近は書道と、プロダクトデザインのために、3Dソフトも習い始めたところです」

そんなふうに好奇心を持って学び続ける原動力とは?

「ただ、学ぶことが好きなんですよね。

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