岡本玲「高齢者の方々の性や孤独に関する事実を知り、打ちのめされました」
すごくキラキラしていましたし、「楽しいというエネルギーに勝るものはない」と感じました。
というか、みなさん信じられないくらい本当に元気なんです!でも、たくさんつらい経験をされている方もいらっしゃって、それもエネルギーに変えて乗り越えてきた方たちなのでかっこいいと思いました。佇まいにも表れるものなので、そういうところが素敵ですよね。
―確かにそうですね。本作に登場する人たちを見ていて、「正しいことだけが幸せではないのではないか」とも考えさせられましたが、いまの岡本さんにとって幸せな瞬間といえば?
岡本さんえー、何だろう。おいしいものを食べている瞬間とか、飼っている2匹の猫たちとベッドで寝ているときですかね(笑)。
あとは、『茶飲友達』で出会った役者さんやスタッフさんたちと会っているときです。実は、いまでもすごく仲がよくて、しょっちゅうみんなで集まるんですけど、シーンとする瞬間があっても苦痛じゃない関係になれたのがいいなと思います。
―まさに劇中でも描かれている“ファミリー”のような絆が生まれているんですね。
岡本さんそう思えるような人たちと出会えたので、若いときの自分に「大丈夫だよ。