“狂気のラブストーリー”主演の見上愛「共感した人は教えてほしい (笑) 」
この先もどうなるのかわからなくて楽しみ。日和は一見、突飛な行動をする女の子に見えるけど、演じているうちに、意外とただまっすぐに自分の大切なものを守ろうとしているだけなのかも、と気づいて、そこもおもしろいなと思いました。
――原作者の米代恭さんは、ドラマ化の話があったときから日和役は見上さんしかいないと思っていたそうですね。特に意識したことは?
見上さん日和は生きてる感じがしないほうがおもしろいと思ったんです。原作を読んだときの「え、何?」っていう裏切られ感をドラマでも感じてほしかった。だから同じ世界に生きてると思えないような温度感が出せるように、話し方や声の出し方、動作などを意識しました。逆に後半では、日和があることを隠さなくてはいけないのにどうしても表面に出てしまう、というようなことがあるんですが、そこでは素直に人間味を出して演じるように心がけました。
――口元に微笑みを湛える「アルカイックスマイル」は、まさに原作の日和そのものでした。
見上さん実は「アルカイックスマイル」ってこの作品で初めて知ったんですが、脚本に当たり前のように書いてあるので、「何、それ!私が知らないだけ?」