くらし情報『斎藤工「解像度の高い会話になったと実感した」 福山雅治や木村拓哉との仕事を振り返る』

斎藤工「解像度の高い会話になったと実感した」 福山雅治や木村拓哉との仕事を振り返る

子供に限らず、誰とでも本質の部分で接することで、プロフェッショナルな意識が確立されていくんじゃないかな」

「コミュニケーションの手段は、言葉だけに限らない」と斎藤さん。

「例えばアフリカには、歌ったり踊ったりすることで交流し、歴史を作ってきた民族もいる。そもそも、心理学の観点で研究された“メラビアンの法則”によれば、人がコミュニケーションを図る時に受け取る相手の印象のうち、55%は視覚からで38%は聴覚、残り7%が言葉だとされています。つまり情報として相手が捉えるのは、服や髪型などの見た目の印象が大きく、次に声などの音。言葉は残りにくいということになる。だからこそ特徴的な言葉がそれ以外を削ぎ落として、より強く印象に残ることもあれば、うまく言葉で伝わらずに悩んだりもするのでしょう。でも僕は、コミュ力が低いからといって、ネガティブには思わない。そもそも人間にはそういう揺らぎが備わっていることで、感受性のヒダを細やかに作り、繊細な感情を生み出したり、キャッチしているともいえるから。
もしかしたら、誰とでも円滑に上手につながれる人って、世渡り上手なだけで、実は魅力的ではないのかもしれませんね。

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