モグライダー「改めて、ちゃんと漫才師を目指そうと思った」 ブレイクまでの道のり
ライブシーンでは高い評価を受けながらも、“モグラ”のごとくなかなか日の目を見られなかったモグライダー。しかし、’21年の『M‐1グランプリ』を機に快進撃を続ける芝大輔さんとともしげさん。きっかけとなった意識改革とは。
――おふたりは結成15年目ですが、最初の接点は?
芝大輔:相方探しにライブを見学しに行って、主催の人がお互いに相方を探してるんだったらってことで、飲む場を作ってくれて。その時のともしげを見て「これはツッコむ回数が増えて、忙しくなりそうだな」と思ったのが最初です。
ともしげ:それが14年も前の話。僕は、とにかく優しくて、僕の話を聞いてくれる人を探してたんですけど、“告白”してはフラれ…。当時の芝くんはリーゼントでもなかったし、穏やかな青年で、年も近いしいいかなと。
芝:モグライダー以前に、3人とコンビを組んで上手くいかなかったのは、自分が言いすぎてた部分があったという反省が僕にはあって。今回は、自分の要求とか何も言わないでおこうと思っていたから、優しく見えたんでしょうね。
ともしげ:結成から2年くらいは、僕がやりたかったからツッコミで。
芝:僕は、自分がそれまでやってたボケよりツッコミのほうが向いてると思って、伸びしろじゃないですけど“ツッコミしろ”のあるやつを見つけた!と思ったら、ともしげがまさかの「ツッコミをやりたい」