小関裕太「人との関わりでは弱音を吐くことも大事」他人を頼れるようになった理由
―確かに、それなら1つの命を濃く生きるほうがいいかもしれないですね。とはいえ、もし9つ命があったらしてみたいことは?
小関さんやっぱり危険なことはいろいろしてみたいですね。以前、ニューヨークに行ったときに、キレイな景色が見れるところにたまたま行ったんですが、帰国してからその話をしたら「そこは命の危険があるエリアだよ。よく生きてたね」と言われたんです。何も知らなかったとはいえ、けっこう怖い経験をしていたんだなと。でも僕は旅行が好きなので、命があればそういうこともできて、見れる景色も広がるのかなとは思います。
ただ、スカイダイビングのように、高いところから落ちる系はなるべく避けたいですね(笑)。それ以外だったら、何でも飛び込んでいきたいです。
みなさんにパワーを渡せるような人になりたい
―本作では、命を失う恐怖についても描かれていますが、小関さんが恐怖を感じるのはどんなときですか?
小関さん舞台上に出るときは、怖いですね。たとえば、「もしいま自分がここでセリフを止めたらどうなるんだろう」とか「歌えなくなったらどうしよう」みたいなことを考えてしまうことがあって、演じながら自分が分離してしまうような感覚になることがあるからです。