『映画刀剣乱舞-黎明-』の鈴木拡樹と荒牧慶彦「東京は戦いには向いていない」舞台裏を語る
これまでは“時代劇”というコンテンツだと思っていたので、僕も「現代に出陣したらどう見えるのかな?」と不思議な気分でした。でも、妄想したことある世界観ではあったので、それが実現できたことはうれしかったです。
映画では最初から作れる楽しさもあった
―そのなかで、前作の経験が生かされたこともありましたか?
荒牧さん前回とスタッフさんが同じだったこともあり、キャラクターの言葉づかいや刀さばきを理解している僕らからの提案を取り入れてくださったのは大きかったと思います。
鈴木さん第1弾でチームワークが作れていたからこそ、第2弾につながったところもあったのではないかなと。実際、お互いの認識は前回に比べると断然早かったので、すごく円滑に進みました。設定的に、キャストもスタッフも迷うことはあったかもしれませんが、このチームでやれてよかったです。
―舞台と映画で、意識を変えている部分はあるのでしょうか。荒牧さんそれぞれの性格などは一緒ですが、映画ではどうやってフラットにできるかを考えました。
この作品では、山姥切国広がどういう成長を遂げるのか、ということを自分なりに考えて落とし込んでいます。
鈴木さん僕たちからすると、いままで演じてきたなかで関係性が出来上がっていますが、映画ではそれを一度ゼロにしました。