Nissyが挑んだ、ソロアーティスト史上2人目の6大ドームツアー。
「東京は2日目でございますが、皆さんと今日会えたここは1回目。初めまして皆さん!」「もっともっと行けますよね?男の声、聴こえないなぁ。男、声を聞かせろ!女の子も負けてられないよね?女の子、声を聴かせて!」とコール&レスポンス。東京ドームに久しぶりに歓声が戻ってきたのを実感するひとときだ。
まるで虹色のカーテンかのような水の演出が煌めく中、その美しい歌声に会場のあちこちからため息が漏れたのは、ラブバラード「君に触れた時から」。“年齢はただの記号”という言葉は、彼のためにあると思うほどに36歳という年齢を感じさせない。まるで永遠のピーターパンのような奇跡のビジュアル。そんなNissyさんが届ける透明感溢れる研ぎ澄まされた歌声に、うっとり聴き入るオーディエンスたち。
歌うために生まれてきた選ばれしシンガーが奏でる圧巻のメロディに、誰もが陶酔していく。ラストは涙を浮かべているように見えるほど、目を潤ませて歌う姿が印象的だった。
オーディエンスの「Nissy~!!」と叫ぶ声に反応して、何度も「ありがとう」を繰り返すことから始まったMC。「すごいっすね。むっちゃ元気やね。有り余ってるね、元気が」と嬉しそうに顔をほころばせる。