香音の涙に驚いた井上想良「感情移入して演技することができました」
狂気に染まるガチ恋模様を、共感性の高いストーリーテリングと、リアルな心情描写で描き出します。
ーー山下さんは、原作経験のある井上さんにいろいろ教えていただいたと聞きました。
山下さん僕は原作ものが初めてで、マンガを読んでいらっしゃる方々にどのように届けて良いのか、すごく悩みました。スバルっちに「あんまり気にしなくて良いよ」と言われて、その通りに演じたら、すっとできたんです。
松本さん僕も想良に「どう演じたら良いんだろう」と聞いて、「そんなに気にすることはないよ」と言ってもらったことで楽になり、迷わず演じることができました。
井上さんそんなこと言ったんだね。僕が初めて原作ものを演じたときに、原作のビジュアルにこだわってしまい、その人物への理解が足りなかったなと感じた時があったんです。見た目も大事ですが、そこはメイクさんや衣装さんなど、スタッフさんに委ねて。
僕らは人物にフォーカスして演じなくてはならないと気がつきました。
今回は、スバルの履歴書というか、どういう過去でどういう人物なのかというところが理解できたら、自然にスバルになれると思いました。せっかくのドラマ化なので、原作のイメージを大切にしながら、スバルの魅力をもっと伝えられたらと思って自分なりに考えて演じました。