池松壮亮「全部かわいい」佐藤浩市の息子・寛一郎に対する特別な想い
監督 30 作目にして、初のオリジナル時代ものです。
とはいっても、髷姿の侍たちが斬り合うような活劇ではなく、社会の底辺を生き抜く庶民の若者たちを中心に、その恋や青春を軽やかに描いた、阪本監督の新境地と言える内容となっています。
主人公のおきくを卓越した演技力で高い評価を得ている黒木華さん、彼女と心を通わせる中次と矢亮を実力派俳優の寛一郎さんと池松壮亮さんがそれぞれ熱演。
さらに、眞木蔵人さん、佐藤浩市さん、石橋蓮司さんら、阪本作品に主演してきたベテラン俳優たちが長屋に集う人々に扮し、絶妙なアンサンブルを見せています。
ーーこの作品に魅力を感じたところを教えてください。
寛一郎さん日本人が本来持っている、資源を大切にする美徳を下肥を通して描くユニークな視点に惹かれました。そして、こういう方々がいたということを知っていただく良い機会になれば良いなと思いました。後日、壮亮さんが参加すると知ったときは嬉しかったですし、撮影がとても楽しみになりました。
池松さん惹かれたところがたくさんあります。現在の日本映画界では難しい、モノクロで撮ると聞いたときは、ひとつ夢が叶ったようでものすごく嬉しかったです。