明日海りお「本当に素敵だなと…」 舞台で憧れの戸田恵子と共演
役を理解し表現するという意味ではこれまでと変わりはないが、見せ方の違いにまだまだ戸惑うことも。
「声も表情も出すぎて、映像では不自然に見えるので、抑えなきゃ抑えなきゃってやっていた時期もあったんです。でも、いろんな俳優さんを拝見していると、やっぱり熱い方のお芝居に目が行くんですね。取り組み方や考えが深かったり、厚みがある方って、全然動いてなくても目から滲み出るものがあって、画面がそれで埋まってしまうくらい。それをカメラさんがどう切り取るか、監督さんがどう編集するかで見え方も変わります。私は必死に抑えなきゃって思っていたけれど、最近ようやく、そうじゃなくて凝縮するっていうことなのかなと感じ始めています」
宝塚在団中も、舞台の幕が開いてもなお作品や役を追求し続け、深く厚みのあるものに仕上げてきた人。
「もっといろんな現場を経験して学べたら嬉しいなと思っています。今回のように1クールのドラマを終えて舞台に入る経験は初めてのこと。
いま自分が舞台で芝居したときにどうなるか、まったく未知なのでちょっとワクワクしているんです」
ミュージカル『エリザベス・アーデンvs.ヘレナ・ルビンスタイン‐WAR PAINT‐』美への情熱とビジネスの才覚で、自身のブランドを全米屈指の地位に押し上げたアーデン(明日海)