『鬼滅の刃』主題歌は「絆を意識した」MAN WITH A MISSIONジャン・ケン・ジョニーが語る新曲
という、夢を抱くようになりましたね。
―― MAN WITH A MISSIONとしてデビューしてから12年が経ちますが、当初から現在までの道のりはいかがでしたか。
2010年に始動した当初から、我々自体、みなさんが普段目にするようなほかのバンドさんとは風体が違うわけですよね。我々自身もそれを十分に心得たうえでみなさんの前に立ったとき、自分たちのメッセージ以上に、音楽そのものが届きやすいといいますか。オオカミバンドとして、アイキャッチになる、関心を集めるという意味では、すごく武器になっていて助かるなという印象があります。
普通に音楽をやっていると、いい曲や歌詞を書く、作品そのものに情熱を注ぐことをみんな第一に考えると思うんですが、それにプラスアルファして広げていく作業も重要。どうにかみなさんに自分たちの音楽を届けるというところで、苦労されているバンドさんをたくさん見てきました。そういったなかで、我々の場合、非常にユニークで特殊な形だといえます。
それは日本のみならず、海外でライブをするときもすごく感じるところですね。
音楽は簡単に国籍を超えるとはいえ、演者がステージに立ったときに、どの国の人も一度は自分のフィルターのなかで「このバンドはどこの国からやってきて、どこの国の発音をしているのか」