経済的に厳しい家庭で育った過去…パックン「お金がないから人生つまらないと思ったら負け」
「子供の頃に身につけた価値観はなかなか簡単に変わりませんね。でもね、楽しい老後を夢見ながら生活していることも大きい。たとえ数百円だとしても今この無駄遣いをしなかったら、老後に異国を旅行した時に、屋台でドーナツやパパイアとか美味しいものが買えるかもしれないと思ったらワクワクしません?それに僕は高級品に全く興味がありません。もちろん本当に価値を感じて買うならいいですが、見栄を張るために買うのはもったいない!節約の勇気を持つことも大事だし、なんなら節約していることを周りに公言してもいい。だって夢を叶えるために堅実にお金を増やしたり、節約している人って、ちゃんと自分の将来のことを考えられている人だから信頼されやすく、仕事でも成果を上げそうじゃないですか。日常生活の中で金銭感覚を育てることは、とても大事なことです」
そんなパックンさん、贅沢をすることは一切ないのだろうか。
「もちろんあります。海外旅行もするし、スキューバダイビングも好き。
卓球が趣味で、僕は年1回、1万6000円もする上等なラバーを買って張り替えています。それが僕の“リラックス”。経済的自立をして、早期リタイアすることを“FIRE”と呼びますが、僕はそれを目指していません。