桜田ひより、初挑戦したアニメ映画の日本語吹き替えで驚いたこととは?
俳優になりたいと思ったのは5歳。モデルの仕事や、子役でドラマや映画などに出演しながら、キャリアを積んできた桜田ひよりさん。アニメ映画『雄獅少年/ライオン少年』では、日本語吹き替えに初めて挑戦したという。
――今作は、中国の伝統芸能の獅子舞を描いた、少年たちの成長物語。桜田さんは、主人公が獅子舞を始めるきっかけを作った少女、チュン役を務めています。完成作をご覧になった感想は?
とにかく映像が美しく、音楽にも迫力がありました。初めて見るシーンも多かったので、こんなふうに仕上がっているんだと、いち観客としてすごく引き込まれて。映画って、映画館で観てこそ完成するんだ、と実感しました。
――吹き替えの作業で難しかったのは、どんなところでしょうか。
中国語の口の動きに合わせて、日本語で吹き替えをするのは少し難しかったです。それから、普段は、セリフの発し方はもちろん、自分の表情や動きを含めてのお芝居になりますが、声優として入る場合は、声だけで喜怒哀楽を表現しなければいけない。声の高い低いで年齢層が変わってきたりもするので、監督と話しつつ、いい塩梅を探りながら進めました。びっくりしたのは、いつもの3倍ぐらいの声量が必要だったこと。