堀田茜「昨年30歳になり、大人の恋愛の価値観がわかる年齢になってきたのかな」
最初の頃は、気持ちを表には出さず、どのように表現するべきか悩みました。
――心情を抑え込む美咲に比べ、堀田さんはどんなタイプですか?
家族や、特に大切な存在の人には全部さらけ出してぶつかって、答えを出したいタイプです。
――意外です(笑)。
周りの人に「竹を割ったような性格。侍みたい」って言われたこともあります(笑)。相手と向き合う時は、納得するまで話してわかり合いたいです。だからこそ、気持ちをなかなか外に出さない美咲を理解するのが難しかったのかもしれません。でも一方で、美咲は意外と挑戦的だったり、社会的な立場を気にしないような決断をしたりも。
そんなところが素敵だなと思います。
――このドラマをどのように楽しんでもらいたいですか?
3人は複雑な関係ですが、相手を思いやりながら驚きの決断をしていきます。悠生と周平のキスシーンなどの愛情表現も美しいですし、静かに進んでいくお話なので、ひとつのカテゴリーにはめずに、多くの方に楽しんでいただける人間ドラマになっているはず。個人的には、美咲の器の大きさや、愛情の深さがとても刺さりました。――堀田さんは、恋愛作品に多く出演されていますが、同世代のリアルな恋愛模様を演じるために、日常ではどんなインプットを?
自分の経験だけだとなかなか広がらないので、友達と恋愛の話をたくさんして、いろんな価値観を取り入れるようにしたり、気づきを増やすようにしています。