ちゃんみな、こだわりのライブパフォーマンスはドライブ中にアイデア出し
――では幼い頃に韓国とアメリカを行き来して暮らしたことは、どんな思い出として残っていますか。
ちゃんみな:自分の中に何かは残ってるんでしょうけど、本当に覚えてないんです。でも、飛行機に乗るときは毎回寂しかったことは覚えています。この土地から離れたくないな、あの人もこの人もいるのにな、とかは思ってたんじゃないかな。
――アルバム『Naked』でも日本語、韓国語、英語と3つの言語を使って自由に表現されていましたが、それぞれの言語の良さというのはどう感じていますか。
ちゃんみな:例えば音楽に乗りやすいのは英語だとか、よく言いますけど、私の中では、そんなふうに言葉を区別して捉えたことがないです。アメリカで仕事をご一緒した方で、何か国語も喋る方がいらっしゃったんですけど、彼女は「自分が話す数か国語が1つの私の言葉」と言っていて。私も本当にそういう感覚だなと思ったんです。
その中でも、日本語と韓国語は似ている部分があるし、このふたつは擬音が超優秀。〈ずきずき〉とか〈ざらざら〉とか、感覚的なことを伝える言葉がすごく多いし、素敵な言葉がたくさんあると思います。一方で、英語はシンプルな言葉が多い。