soraya「普段生きていて味わえないようなすごいものに触れる醍醐味がジャズにはある」
古くから熱いファンの多いジャズの世界ですが、最近は若いプレイヤーも増えて新たな流れが!注目ユニットのsorayaが、楽しみ方をご案内。
才気溢れるアーティストが次々と誕生し、メディアや映画でも盛り上がりを見せるジャズ・シーン。その楽しみ方や“ご自愛”的な聴き方を注目アーティストのsorayaにお聞きしました。
――おふたりがジャズを演奏するきっかけはどういうものでしたか。
壷阪健登さん(以下、壷阪):僕はクラシックからピアノを始めたんですが、中学生のときにジャズピアニストの山下洋輔さんがテレビで演奏されているのに衝撃を受けて。日比谷野外音楽堂に山下洋輔トリオの公演を観に行ったことがきっかけです。そこでフリージャズのカッコよさに魅了されて。そこからジャズにのめり込んで、いろんな音楽や歴史に触れていきました。
石川紅奈さん(以下、石川):私は高校生でジャズバンド部に入ったことがきっかけでした。元々洋楽が好きでマイケル・ジャクソンやスティーヴィー・ワンダーなどを聴いていたのですが、彼らの音楽の中にあるグッとくる感じやワクワクする感じが何なのかわからずに好きで。ジャズを始めてから、ブルーノートスケール(ジャズで用いられる音階)