お葬式の参列方法、昔とは違う場合も! プロが教える「お葬式の新しい“スタイル&マナー”」
母ちゃんは誕生日は生まれた日でもあるけれど、死ぬことを意識する日としていて、自分がどう死にたいかというのを伝えてくれていました。生と死をセットで考えさせてくれていたんです。
そういう考えをもっていた母ちゃんだったこともあり、自分の死をプロデュースし、準備もしてくれていたのでしっかりお別れもできました。そのため、母ちゃんが亡くなった時もぽっかり穴が空いて何もできないという状況にはならなかったんです」
少しずつ変わりつつあるお葬式のスタイル、マナー
田村さんのお母さまのように自分自身でプロデュースするお葬式は新しいスタイルと言えます。今回のお話をベースに、全日本葬祭業協同組合連合会 専務理事 松本勇輝さんに変わりつつあるお葬式のマナー、スタイルについて聞いてみました。
最近のお葬式のスタイル・傾向
・インターネットでの葬儀社検索、葬儀社を紹介する、葬儀仲介サイトの出現
・親族を中心としたお葬式「家族葬」
・通夜などを行わず一日で完結させる葬儀形式「一日葬」
・故人が生前に好きだった音楽や選曲した音楽を流したり、バンドやアーティストを呼んで生演奏してもらう葬儀形式「音楽葬」
・しきたりに捉われず、自由な形式で行う葬儀形式
・お葬式のオンライン配信、オンライン参列
・時間に制限をつけない事前焼香
松本さん葬儀社やお葬式の形態、費用面を決めておくことで送る側の負担が軽減され、故人としっかりお別れできるということにつながり、事前に故人が準備をするスタイルも増えています。