寝る前にコップ1杯! アーユルヴェーダに学ぶ、腸内環境を整える“白湯の飲み方”
ペットボトル飲料として販売されるなど、このところ脚光を浴びている白湯。白湯の本場・インドに伝わる伝統医療の白湯の飲み方について聞きました。
沸かしたての白湯は薬だった。
「本来アーユルヴェーダでは、白湯は発熱時の薬でした。60°Cほどの白湯をゆっくりすすりながら飲むことで熱の原因となる物質の排出を促し、身体機能の回復に働きかけると考えられているのです」
と、話すのはアーユルヴェーダドクターの及川史歩さん。
胃腸にとっても、白湯は同じような効果があるのだといいます。
「白湯を飲むことで胃腸だけでなく腎臓や膀胱なども浄化され、解毒を促すことができます。まずは食道に溜まった食事の油分や老廃物などを白湯で洗い流すことでフラットな状態に戻し、胃腸をはじめとする身体機能を活性化させるのです。
そのため、食間に飲むのがおすすめです」
冷たいままの水だと吸収されるまで体内で温める必要があるので、体温に近い温度の白湯であることが重要なのだとか。
「熱いまま飲むことが肝で、さらに私たちの体質を作っている日本で採れたミネラルウォーターを使うのがポイント。これさえ守れば、たとえ電子レンジだろうとお湯を沸かす方法は問いません」