くらし情報『官能的で鳥肌ゾクゾク! 一生に一度は見る価値あり「あやしくてクールな展覧会」2選』

官能的で鳥肌ゾクゾク! 一生に一度は見る価値あり「あやしくてクールな展覧会」2選

官能的で鳥肌ゾクゾク! 一生に一度は見る価値あり「あやしくてクールな展覧会」2選


《春宵(花びら)》1921年頃、京都国立近代美術館

ゾクゾクを通り越して、ギョッとする作品もあります。白粉をたっぷり塗った顔がやや不気味にも思える《春宵(花びら)》は、花魁を描いた作品。描きかけの部分もあるので、未完作といわれています。この花魁と似たような姿をした画家自身の写真も、参考資料として展示されています。


官能的で鳥肌ゾクゾク! 一生に一度は見る価値あり「あやしくてクールな展覧会」2選


太夫に扮する楠音、京都国立近代美術館

芝居好きの甲斐荘は、ときどき女形として素人歌舞伎の舞台に出ることもありました。さらに、異性装で「女性」として振る舞うこともあり、彼が遊女や女形に扮した写真も多く残っています。

官能的で鳥肌ゾクゾク! 一生に一度は見る価値あり「あやしくてクールな展覧会」2選


《春》1929年、メトロポリタン美術館、ニューヨーク
Purchase, Brooke Russell Astor Bequest and Mary Livingston Griggs and Mary Griggs Burke Foundation Fund, 2019 / 2019.366

また、本展には海外からの出品作もあります。

展覧会のメインヴィジュアルにも使われている《春》は、アメリカのメトロポリタン美術館から来日。本作品は、甲斐荘が所属した絵画団体「新樹社」

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