喉が渇いたと感じたらすでに軽い脱水症!? 真夏のカラダを守る“5つの基本栄養学”
夏ならではの不調や症状からカラダを守るために知っておきたい食事や水分の摂り方とは?健康的なカラダは食事で作れる、と提唱する糖尿病専門医の牧田善二先生が教えてくれました。
真夏のカラダを守る。5つの基本栄養学。
1、脱水症は、気づかないうちになる。1日2Lの水分補給を!
「人間は、1日に最大15Lの汗をかけることが分かっています。特に夏場は、みなさんが思っている以上に汗をかきやすい時期。失われた水分を補わなければ脱水状態になり、疲れやだるさを感じます」
喉が渇いたと感じたらすでに軽い脱水症。放っておくと突然めまいや頭痛、意識障害などを起こして救急車のお世話になることも。
「水は一日につき最低2Lは摂りたいところ。とはいえ、水を一気に大量に飲むと、体内の電解質のバランスが崩れて“水中毒”を起こすこともあります。喉が渇く前に、こまめに飲むことが大事。体温を下げすぎないためには、常温の水がおすすめです」
2、夏に気をつけるべきは、カラダの糖化。糖質の量を減らす。
暑さで食欲が落ち、つい喉越しのいい麺類ばかりを食べることがカラダの糖化を引き起こすことは、すでに述べた通り。
「糖質は直接エネルギーになる栄養素なので、カラダにとっては必須です。