INI・西洸人「立ち姿だけで圧倒できることが“究極”のダンスだと思います」
ステージの上で誰かがすごいパフォーマンスを見せて、それを見て『今日のあいつ、すごいね』って他のメンバーと目を合わせながら笑ったりして、そういう瞬間が楽しいし、そういう時の表情を抑えるつもりもないです(笑)。そうすると必然的にステージにも活気があふれて、自分たちらしいパフォーマンスができるので、相乗効果でよりよいステージが見せられると思うんですよね。エンターテインメントなんだから、ド真面目すぎても面白みがないというか。まずは自分たちが楽しむこと、それが観ている人にも伝わって、楽しんでもらえるんだと思います。どんなに練習しても、最終的に行き着くところはやっぱり“自分たちが楽しむこと”ですね」
だからといって、ただ自分本位にステージを楽しむことはしない。
「ツアーでは会場によって大きさが違うし、そうすると客席からの見え方も違ってきますよね。今日の会場の最前列の人がステージを見た時、目線はこれくらいの高さになるなとか、あのアングルから見た場合の振り付けはどう見えるかなとか、そういうことは常に意識しています。今日はカメラを意識して踊ってみようとか、今日はぶちかまそうとか、日によってダンスを変えることもありますね。