話題の番組『ぽかぽか』ディレクターが語る、MC・ハライチ&神田愛花のスゴさとは?
――『ぽかぽか』といえばユニークなコーナーが大きな魅力です。企画を考える時に大事にしていることや軸はあるのでしょうか。
まずは、お昼の番組をかじりついて見る人は少ないので、他のことをしながらの流し見でも理解できるように、複雑な内容にしないながらも、普通の企画一辺倒にはならないよう、スパイシーさを入れることは大事にしています。あと、シンプルな構造の中で自由に遊ぶという、ハライチの漫才構造というか、岩井くんのお笑い理論にちょっとだけ寄せている部分はあるかもしれません。岩井くんがノって笑うと会場に一体感が生まれますしね。そのために、どこかにカタルシス、ベタな言葉でいうと作り手の熱を入れてほしいと伝えています。想いを持ってやっている企画は視聴者にも届いている気がするので。
――生放送の様子を見ましたが、MCの3人には一切の隙がなく、感動しました。
神田さんは、人とは違う、いい意味で偏った視点から見るスキルが素晴らしいです。ハライチの二人は本当にテレビ慣れをしていて。編集しなくても編集したかのような会話のラリーが本当に見事です。澤部くんはテレビが大好きで、ダウンタウンさんやとんねるずさん、明石家さんまさんなどを見てきて、“こう振る舞えばいい”ということが頭に入っているんでしょうね。