「会社員でもできる節税」お金の教科書Vol.29 #リアルボイス
高山:市販薬って、1回の出費はそうでもないけれど、積み重なると結構高くつきますよね。
未知子:そうなんです!本当は処方薬に頼りたいんですけど、仕事が忙しくて病院に行く時間がなくて。仕方なく、会社の1階にあるドラッグストアに通ってます。
高山:あらら。では、「セルフメディケーション税制」の適用を受けてみては?
未知子:それはいったい?
高山:簡単に言うと、医薬品の購入金額の合計額が1万2000円を超える場合、その超えた部分について最大8万8000円まで所得控除を受けることができる制度です。
未知子:医薬品はなんでもOK?
高山:「スイッチOTC医薬品」といって、多くの商品パッケージに識別マークがついています。鎮痛剤をはじめ、花粉症に効く抗アレルギー薬や血行を促進させて肩こりや腰痛を改善させる薬ほか、ニキビ治療薬まで、その対象範囲は幅広いんですよ。
税金の負担は「所得控除」で減らすことができる。
未知子:えー知らなかった!「セルフメディケーション税制」は誰でも利用できるんですか?
高山:定期健康診断や予防接種を受けるなど、“一定の取り組み”を行っていればOKです。
未知子:年に1回の会社の健康診断も、インフルエンザの予防接種も毎年受けています!
高山:ただ、「セルフメディケーション税制」