三四郎「“テレビ見てます”と言われるより“ラジオ聴いてます”と言われた方が嬉しい」
例えば、小宮の結婚発表を聞き逃したリスナーは相当悔しかったと思います。まあ深夜なんで、仕方ないんですけど(笑)。
――テレビと違って喋り方で意識していることや、これまでに勉強になったことありますか?
小宮:テレビは画面を通して動きで伝えられますが、ラジオは声と言葉だけで表現しなければいけないのが大きな違い。ジェスチャーを封印して言葉で説明するようにとか、あと、例えば「女」ではなく「女性」と言うようにするなどの時代の変化もあります。間の取り方に関しては感覚で身についていて、無意識にやってるかも。
相田:初めて聴く人のために、あるあるのネタでも一回おさらいするような、説明を入れるのも大事。
小宮:勉強になったのは、先ほども流れに任せるという話をしましたが、フリートークはがっつり決めすぎないこと。その場に届いたリスナーのメールや遊びを入れると、面白くなりやすいんです。
だから押さえるべきポイントだけ押さえて、一度流されてみるのも、生感が出ていい感じになります。――その辺はもうプロですね。
小宮:昔、ダウンタウンの松本人志さんが「売れてない芸人は、古谷実の漫画で言葉を勉強しろ」って言っていたので読んでみたら、すごく面白い言葉選びをしていて。