NYでは掃除機やゲーム機をアプリでシェア!? 世界の“シェアリングサービス”最新事情
UberやAirbnbなど日本に先駆けて日常的にシェアリングサービスが利用されている印象の海外だけれど、コロナ禍以降の“今”はどうなっている?ニューヨーク、ベルリン、ソウルの3都市から最新事情をお届け!
【ニューヨーク】ミニマルライフに憧れアプリ主導のシェアに夢中。
物価の高いニューヨークでは、アパートに始まり、車やバイクのシェアリングも今や当たり前。スキルのシェアも浸透しており、ファミリー層ではナニー(保育のプロ)のシェアが流行中。フルタイムだと高額なナニーを、別家庭とパートタイムでシェアするというもので、ナニーやシェア相手を探すサイトもあって、働くママたちの強い味方だ。
一方、20~30代は、経済的側面以上に、“持たない”ライフスタイルに即したシェアライフを謳歌中。余計なものは所有しないミニマルな暮らしを実現すべく、日用品をレンタルできる「トゥル」の設置がアパートやオフィスで需要を伸ばしている。掃除機やプリンターをアプリ一つで借りられる手軽さに加えて、使用データを分析して次のタイミングを知らせる機能も気が利いている。
さらに、ファッションも今やシェアする時代。
洋服やバッグのレンタルサービスは以前からあるが、近頃ではSNSのようにユーザー同士が繋がる“ピア・ツー・ピア”のレンタルが話題。