2023年10月14日 19:30
NYでは掃除機やゲーム機をアプリでシェア!? 世界の“シェアリングサービス”最新事情
2人の子どもと荷物をのせても余裕と、学校への送迎にも人気だ。カーゴルーの調査によれば、1台を40~60人でシェアしており、ユーザーの72%が車の代わりに選んだと答えているという。
使わなくなったものをシェアするアイデアもいろいろある。電話ボックスをリユースした書庫に読み終えた本を置いてシェアする「ブックボックス」は、市内に90近くが存在する。子ども連れの人たちが、絵本を交換したりと楽しそうだ。
面白いところではクリスマスツリーも。ドイツのツリーは生木で、ひと冬限りの使い捨てが一般的だった。それを植木鉢に入れて貸し出し、終わったら回収して植え直し、翌年も使い回すサービスが始まって好評だ。
ここ数年で、身近なところにシェアが浸透しているドイツ。近所に住む人を繋げる「ネーベンアン」というアプリでは、大工道具のシェアや不用品の交換も。パンデミック下では力をシェア――つまり、助け合いを広める役割も果たした。人と人を繋ぐ……シェアの醍醐味はそこにこそあるのかもしれない。
古い街路樹を使った変わり種のブックボックスには夕方になると次々と人が集まってくる。
【ソウル】カフェ開業前の練習空間、図書館やジムもシェア!
“共有都市・ソウル”をスローガンに掲げ、2012年に世界初のシェアリングシティ宣言をした韓国・ソウル特別市。