水川あさみ「何のこだわりもない。ただ好きなことをしているだけ」自分らしく生きる秘訣
そういう意味でも、あえて言葉にしなくてもお互いに思いっきり行けたところはあったかなと思います。
―撮影中はどのようにして一緒に過ごされていたのでしょうか。
水川さん現場での彼は、役にとても集中していたので、特に話す時間はなかったですね。でも、撮影が早く終わったときにはみんなで食事に行って少しお酒を飲む時間を持つことはできました。
大事にしているのは、日常をどう過ごすか
―以前、取材をさせていただいた際、「ちゃんとご飯を作って食べる」「洗濯や掃除をする」といった日常を大事に過ごし、「当たり前のことを当たり前にできる人でありたい」とおっしゃっていたのが印象的でした。そんなふうに日常生活の質を上げる大切さに気付いたのはいつ頃からですか?
水川さん年齢を重ねていくうちに、自分のなかにある豊かさに気が付くことや自分の内面を知ることが役にも反映されているとわかるようになりました。昔は日常生活と役を演じることはまったく別のことだと思っていましたが、すべては1つにつながっているんだなと。
だからこそ、日常をどう過ごすかということがすごく大事なんだなと感じています。
それが正解だとは思っていないですし、はっきりとしたきっかけはありませんが、徐々にそう考えるようになりました。