同性愛で逮捕された芸術家の真実…イタリアの名優が訴える「疑問を抱くきっかけになってほしい」
と言うのを聞いたことがあります。では、その残念という気持ちは一体どこから来ているのか。そういうことに対して、疑問を抱くきっかけになってほしいです。
―人によって受け取り方に違いはあると思いますが、改めて自分自身に問いかけていただきたいですね。話は変わりますが、日本に対しての印象などについて、教えていただけますか?
ルイジさん前回日本に来たのは17年前ですが、そのときのことは強く印象に残っています。僕はあまり記憶力がいいほうではないんですけど、初めて日本に来たときのことは本当によく覚えているんですよ。特に感銘を受けたのは、歌舞伎や能。もともと自分は演劇の人間なので、そういう意味でも非常に興味深かったです。
あと、相撲の稽古も見に行きましたが、それもすごく面白かったですね。
自分の俳優人生は、本当にラッキーだと感じている
―ルイジさんは演劇からキャリアをスタートさせたあと、2000年の『ペッピーノの百歩』で映画初出演にして初主演。33歳での映画デビューはどちらかというと遅いほうだと思いますが、そのあとは数多くの話題作に出演してきました。20年を超える映画人生を振り返ってみて、いかがですか?
ルイジさん自分は、本当にラッキーだったなと感じています。