ゴッホは静物画を見るべし! 37歳で没した天才画家の変遷をたどる展覧会
強烈な色彩、荒々しいタッチ、厚塗りの絵具などは、ゴッホの代名詞ともいえる表現法ですが、本展を見ていくと、彼が独自に生み出したのではなく、さまざまな作品から学んでいたことがわかります。
画風を確立したゴッホですが、《ひまわり》を制作した1888年に、画家仲間のゴーギャンと口論して、自分の耳を切り、アルルの病院に入院。その後、サン・レミ・ド・プロヴァンスにある病院で精神科の治療を受けました。《アイリス》を制作した後、1890年の7月に37歳で死去。銃で自らを撃ったと伝わっています。
ゴッホに影響を受けた画家たちの作品も!
「ゴッホと静物画―伝統から革新へ」展示風景
最後の章では、ゴッホ、ポール・ゴーギャン、ポール・セザンヌなど「ポスト印象派」と呼ばれた画家たちの作品や、ゴッホから影響を受けたモーリス・ド・ヴラマンクの作品などを紹介。新しい静物画のスタイルを切り拓いていった画家たちの、自由で革新的な作品を楽しめます。
静物画を通してゴッホの変遷をたどることができる展覧会は、2024年の1月21日まで開催。
人気の展覧会なので、ぜひ日時指定予約をしてお出かけください。
Information
会期:~24年1月21日(日)