THE RAMPAGE・川村壱馬「いい意味で裏切られると思う」 RIKU&吉野北人とトリプル主演
監督の引き出し方がすごいなと思いました。
RIKU:僕の場合もシーンの前段階の部分を台本なしで演じてみようかと監督から言われました。イチヤって普段はあんまり言葉を発するタイプじゃないんです。でも、雑居ビルの屋上で、デートの相手のmiyupo(夏子)と牛丼を食べるシーンでは、イチヤが自分の言葉を発します。そこのシーンでは、僕が考えて言ったことに対して、夏子さんが受けて返してくれた対話がそのまま使われているんです。監督から、台本無視してやりとりしていいよって言われたときには、「えっ、僕、映像作品での演技は初めてなんですけど!」と心の中で思って戸惑ったりもしたけど(笑)、もしかしたら、僕が初めてだからこそ、あえてそんなふうにして引き出してくれたのかなと思いました。演技経験のある相方の二人にだったら、また違う方法を提案してくれてたのかもしれないですね。
川村:僕に関して言うと、前後のシーンをその場で自分の考えたセリフを加えて演じることに関しては、けっこう戸惑いなくやってて、そこまで気に留めてなかったですね。
やっぱりさっきも言ったように、自分で刹那と灯の気持ちを考えてまるまる自分の言葉で3分くらいの長いセリフを考えたところは、これまでになかった経験だったし新鮮でしたね。