THE RAMPAGE・川村壱馬「いい意味で裏切られると思う」 RIKU&吉野北人とトリプル主演
僕の演じたイチヤの部分でも、miyupoとの関係性が変わる一瞬があって、そこから二人は冗談を言い合ったり距離が縮まりますよね。やっぱり、3人のセラピストたちが相手の女性に本当の気持ちを投げかけられたときに女性たちの表情が変わるのかなって、出来上がった映画を観て改めて気付いたんです。実際の僕たちも、音楽が大好きなので、こんなふうに見せたい、かっこよく歌いたいという美学はあるけれど、聴いてくださる方の気持ちを理解して、こうやったらうれしいのかなって思いながら選択していくことも大事なんじゃないかなと思うし、それができることが、プロとしてステージに立つということなんじゃないかなと思いました。
――観ている側にも演じる側にも、たくさんの気付きがあるこの映画ですが、最後に主題歌の「片隅」がかかると、より映画の内容を思い出して余韻に浸ることができるように思いました。
吉野:僕も、この歌が、よりこの映画の世界を彩ってくれてるなと感じました。ワードひとつひとつの選び方もすごくて、普段使わないような言葉なんだけど、でも、その言葉が心の中に入ってくる感じがありました。
――最後に、この映画のおすすめしたいポイントについても教えてください。