体格ブラザーズ「どんなときも食い続けてゴロゴロして、ジムにも通わず欲望のままに生きる」
ユウ:俺は「体格」って漢字を象形文字に戻したらグニャ~ッと曲がっていってリュウの体になるんじゃねぇかなって思ってるよ。昔の中国で漢字を考えた偉い学者さんたちがいるとしたら、リュウのような体の持ち主を描写して「体格」って文字をつくったんだと思う。それぐらいオリジンだよね。
リュウ:言いすぎだよ。ありがとうな。俺は銭湯でおっさんに「体格いいなぁ!」って言われたくて生きているから、「体格」イコールこの体っていうのは嬉しいよ。鍛えている人のことも「体格がいい」って言うけど、やっぱり風格がないとダメなんだ。「格」って文字があるんだから。
それってつまり、ほどよく腹が出て脂が乗った恰幅の良さなんだよ。
――秋山さんの「体モノマネ」のように、芸人さんにとって体格はひとつの武器になると思います。体格と笑いの関係をどう捉えていますか?
ユウ:体格の膨らみって表現方法の膨らみでもあるのよ。ガリガリにできること、筋肉質にできること、そのすべてを賄えるのが体格なわけでしょ。だからオールマイティのジョーカーみたいなものだよね。
リュウ:最初っから体格があれば、カメラマンさんになんとか頑張ってもらって細く見せることもできる。