「母のように日本の作品に出てみたい」フランス映画界の新星が語る日本での思い出
あと、僕は人類学にも興味があるので、さまざまな場所で、たくさんのことを観察したいなとも思っています。俳優というのは、そんなふうにリアルなことといかにつながっているかが大事なのではないのかなと。次はぜひアジアに1か月くらい滞在してみたいですね。
―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。
ポールさんこの映画が日本で公開されるなんて、本当に信じられない気持ちでいっぱいです。でも、本作でも描かれているように、思いがけないことが素晴らしい出来事へとつながっていくこともあるんだなと感じています。ぜひ、『Winter boy』に関心を持っていただけたらうれしいです。
インタビューを終えてみて…。
ときおり少年のような笑顔を見せていたものの、21歳とは思えない落ち着きと貫禄を漂わせていたポールさん。そういった芯の強さとオーラが、監督の目に留まったのもうなずけます。髪の毛をバッサリと切っていたこともあり、劇中とはかなり雰囲気が変わっていましたが、次はどんな役どころでスクリーンに登場するのかが楽しみなところ。今後、フランス映画界をけん引する存在になると思うので、ぜひいまから注目してみてください。