小島秀夫、話題のホラー映画『TALK TO ME』は「クオリティが高くて驚いた」
と言わせたかったけどね!
3人:(爆笑)
小島:病院の街灯が消えるシーンも撮影が難しいと思うんですけど、ワンショット撮影に慣れているんだろうなと。
ダニー:でも、そのシーンは難しくて14テイクかかったかな。
小島:十分、少ないですよ!
ダニー:えー!
マイケル:オープニングのパーティシーンは大規模なものにしたかったので、毎日インスタグラムで人を募集したところ、ものすごい人が集まってしまって。当日、Wデッカー(2階建てバス)が何台も必要だったり、さらに、現場に人が勝手に入ってきたりもして、カオスに(笑)。でも、いい絵になりました。
小島:僕らもゲームなので、なるべくワンショットを狙うんですけど。今作は本当にいきなりワンショットから始まるので、現代の若者たちへの映画という感じがします。アメリカン・ニューシネマに続く、YouTube・ニューシネマになるんじゃないでしょうか。
――印象的な手のビジュアルは、どのように仕上げたのでしょう。
マイケル:最初は指の角度やフォルムも違いましたね。
ダニー:あと、木の台に載っていたけど、腕の部分を重くして自立するようにしたり。“人と触れ合いたい”という気持ちを表現した仕上がりになりました。