小島秀夫、話題のホラー映画『TALK TO ME』は「クオリティが高くて驚いた」
小島:なぜ、左手なんですか?
ダニー:歴史的に悪者の手は左じゃないですか。マイケルは悪いやつなので左利きです。
マイケル:でも、左利きの人ってクリエイティブだよね!
3人:あははは。
――影響を受けたホラー映画はありますか?
ダニー:『エクソシスト』とか。『リング』は前に書いた短編にすごく影響を受けています。
マイケル:『殺人の追憶』も。色々なジャンルが混ざっているところがいいです。
小島:僕は悪魔とか日本の幽霊が一番怖い。
ゾンビは存在するから物理的に攻撃ができるので怖くないんです。
ダニー:僕は幽霊でも殴るかな。
3人:あははは。
マイケル:小島監督の『P.T.』は、幽霊屋敷の2階にリサがいるところが怖いよね。
小島:子どもの頃、よくテレビで映画を放送していて、解説者の話があるんです。でも、夕方と夜中の映画番組に解説はなく、異国の映画が突然、前情報もなく始まるのがむちゃくちゃ怖くて。『P.T.』は、架空のスタジオの名前を使うなど、そういう怖さを利用しています。
ダニー&マイケル:なるほど!
小島:映画『鬼婆』(熱狂的人気を誇る1964年公開のホラー作品)もテレビで観ました。