横澤夏子「6歳でも悔しくてこんなに泣くんだ! と胸を打たれた」 運動会でのワンシーン
出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、出産・産後で出会ったいい女を実演。今回は、臨場感のある話をする女性、「ホヤホヤの気持ちで話せる女」になりきり。
起こった出来事を感情と一緒に記憶しよう。
この間、初めて子どもの運動会に行きました。というのも、コロナ禍に出産しているため、そうしたイベントごとの経験がなかったんです。長女と次女が参加したのですが、見ていると、いろいろな感情が湧いてきました。後日、ママ友さんと立ち話をしている時に運動会の話になったのですが、いろいろな思い出が蘇ってきて「あの時はああだったね」「こういうこともあったね」と大盛り上がり。
年長さんクラスで行われたリレーで、アンカーを務めて負けた女の子が手で顔を覆いながら泣いていたのですが、6歳でも悔しくてこんなに泣くんだ!と胸を打たれてしまって。その話をしながら、気がつくとふたりとも泣いていました。あの時の感情がそのまま戻ってきて、フレッシュな涙が流れるという経験ってなかなかないし、すでに終わっていることなのに、感情が高ぶってホヤホヤの気持ちで話せるというのは、すごく素敵なことだと思いました。しかも、怒ったエピソードをそういうふうに話す経験はあったのですが、感動したエピソードでというのは、本当に珍しいなと。