「ananマンガ大賞」受賞! 『太陽よりも眩しい星』作者が明かす、制作秘話
とお話がありました。そうなるように頑張って描いていますが、神城がそうなれているかどうか…(笑)。ちなみにデビューした頃、当時の担当編集から“少女マンガの男子とは”的なことをものすごく勉強させてもらったのですが、最近ようやく、どんな男の子でも“魅力”が必要なんだ、ということに気がつけた気がしています。個人的に男子が男子同士でいるときのわちゃわちゃした感じが好きなので、神城の描写も、そこを意識して描いています。
――朔英ちゃんの性格やキャラ設定は、どんなところから?
河原:私の周囲にいる女の子を見ていると、優しいけれど不器用で、自己肯定感があまり高くなく、遠慮がちなタイプが多い。なので読者の人には、身近なお友達みたいに感じてもらえると嬉しいです。あと、私の姪っ子のたくさん食べる姿が愛らしかったので、朔英も食いしん坊になりました。――今までたくさん恋愛作品を描いてこられたと思うのですが、ご自身の中で今作は、どんな作品ですか?
河原:読者の方に、「少女マンガっていいよね」と思ってもらえるマンガが描きたいと思って、私はずっとやってきたのですが、改めて今回は、初心に返って〈少女マンガ〉と向き合っている、そんな作品です。