「ananマンガ大賞」受賞! 『太陽よりも眩しい星』作者が明かす、制作秘話
河原先生に聞く制作秘話
1、「神城がなぜその言動をとるのか、その理由をなかなか描けないのが辛かった…」
神城は“朔英を好きそうな行動”をとるものの、気持ちの部分はほとんど描かれないので、読者はヤキモキ!「私は作者なので彼の心がわかるけれども、展開的にそれを長い間描けないのが辛かった。
この構成の作品は、連載ではもう二度と描きたくない(笑)」
2、「気持ちが通じ合ったあとは、“もう全部描いていいんだ~!”と解放感に溢れました(笑)」
ネタバレではありますが、二人の関係は、とある学校のイベントをきっかけに変化します。「特にそのエピソードの回は、それまでの“描いちゃいけない”から解放されて、本当に気持ちよかったです。自分でこの構成にしたので、私が悪いんですけれど(笑)」
3、「小学生のムーブや言葉を描くのは、本当に本当に楽しいです」
随所に出てくる小学生時代のシーンが、周囲の友達も含め、めちゃかわいい!「小学生のムーブや発言が大好きなんです。あと、ランドセルとか紅白帽などが昭和と令和で変わっていて、その変化を描くのも楽しい」
かわはら・かずねマンガ家。1991年に『別冊マーガレット』にて読み切りでデビュー。