「スニーカー」本当の意味、知ってる? 【意外と知らないカタカナ語雑学】
スニーカーの歴史
では、スニーカーの歴史を簡単にご紹介。
スニーカーが誕生したのは、1800年代。アメリカの発明家チャールズ・グッドイヤーがゴムの加硫法を発明し、その技術を応用して靴底にもゴムが使われるようになりました。
1900年代になると、スニーカーの需要が増加。1908年に、マーキス・M・コンバースがアメリカで会社を設立し、ラバーシューズの製造をはじめます。1917年、コンバースはバスケットボール専用のシューズ「キャンバス オールスター」を開発。当時のバスケットボール界のスター選手がこの商品を広めていきました。
スニーカーが世界に広まったのは、1936年のベルリン・オリンピックです。
ドイツの「ダスラー兄弟商会」が製作した靴を履いてオリンピックに参加したアメリカの陸上選手、ジェシー・オーエンスが4つの金メダルを獲得。これを機に、ダスラー兄弟のシューズは世界的に広まりました。ちなみに、その後兄弟はそれぞれ別の会社を設立。弟のアドルフは「アディダス」、兄のルドルフは「プーマ」の創業者となりました。
第二次世界大戦後、スニーカーはファッションとして着用されはじめます。アメリカのハリウッドスターやミュージシャンなどが、ジーンズとスニーカーを組み合わせたスタイルで着こなし、定番になっていきます。